ここだけは気をつけたい!ビジネス敬語のNG集

ここだけは気をつけたい!ビジネス敬語のNG集

敬語って正直難しいですよね。

その場面やその立場、おまけにその間柄で使い方もまちまち。こんがらがってしまうのも無理はないと思いますが、意外と間違った使い方で覚えてしまっているビジネス敬語があるんじゃないでしょうか。

何も考えずに良かれと思って使っている言葉で、自分の評価が下がっているかも?では困ってしまいますよね…。私自身も正しい敬語を使い分けている自信がありませんので、この際改めて再確認していきたいと思います。

【社内編】

「すみません」はNG

「すみません、今確認します」

よく使いますね…

ですが「すみません」ではなく「申し訳ありません」を使いましょう。

正しくは「申し訳ありません、只今確認いたします」

 

「了解しました」はNG

「了解しました、早急に対応します」

上司から何かを指示されたときに使いますね…

正しくは「かしこまりました、早急に対応いたします」

 

「お休みしたいのですが」はNG

「体調が悪いので本日お休みしたいのですが」という確認ですね。

「○○したい」では、主観的要求になりますね。「したい」ではなく「させていただく」という気持ちが大切です。

正しくは「体調が悪いので本日休ませていただきたいのですが

 

「ご苦労様です」はNG

「ご苦労様です、いつもありがとうございます」

経理の方などに日頃のお礼を伝えようとするとついつい「ご苦労様」と使いやすいですが、これは目下に当たる人へのねぎらいの言葉になります。

正しくは「お疲れ様です、いつもありがとうございます」

 

「おっしゃられました」はNG

「部長がA案で進行するように、とおっしゃられました」

これは「おっしゃる」と「られる」の合わさった二重敬語に値します。

「部長がA案で進行するように、とおっしゃいました

 

「宜しかったでしょうか」はNG

「資料の提出期限は、明日で宜しかったでしょうか」なんて確認しますね。

「宜しかったでしょうか」は、自分の考えをを押し付けてしまう言い方になります。知らないうちに相手に不快感を与えかねないので注意

正しくは「資料の提出期限は、明日で宜しいでしょうか

 

「聞かせてもらえませんか」はNG

「新規事業について、係長の考えを聞かせてもらえませんか」なんて教えを乞う場面ですね。

「考え」は上司の考えなので「お」を付ける、「もらう」ではなく「お願いする」という表現を加えましょう。

正しくは「新規事業について、係長のお考えを聞きかせ願えませんか」とハツラツに言いたいものです。

 

「どうしましょうか」はNG

「係長、資料請求の件どうしましょうか」肩肘張らずに使いますね

正しくは「係長、資料請求の件いかがいたしましょうか」とハツラツに言いたいものです。

 

「呼んでいます」はNG

「課長、F部長が会議室に呼んでいます」急いで伝えるときなど咄嗟に出てしまいますね。

正しくは「課長、F部長が会議室にお呼びです」を落ち着いて伝えましょう。

 

「参られています」はNG

「取引先A社の○○本部長が参られています」受付なので伝達されますね。

「参る」は謙譲語で自分に対して使う言葉になります。

正しくは「取引先A社の○○本部長がお見えです

 

「お分かりになりますか」はNG

「昨年度の売上集計になりますが、お分かりになりますか」なんて確認したりしますね。

「お分かりになりますか」は、相手に高圧的な印象を与える可能性があります

正しくは「昨年度の売上集計になりますが、お分かりいただけますか

 

「お客様をお連れしました」はNG

「お客様をお連れしました」ご案内の際に使われますね。

「お連れ」の「お」は上司に対してへりくだる表現になります。お客様に対しての尊敬語も謙譲語も含まれていないので、シンプルにご案内を使いましょう。

正しくは「お客様をご案内致しました

 

【社外編】

「お世話様です」はNG

「いつもお世話様です」なんて優しく声かけますね。

「お世話様」は、社外の方に使うと失礼になります。

正しくは「いつもお世話になっております」にとどめましょう。

 

「いただいてください」はNG

「詳細資料は、弊社営業のYよりいただいてください」

先方と自社の写真が絡む事項はこんがらがりやすいですね。

正しくは「詳細資料は、弊社営業のYよりお受け取りください

 

「お伝えします」はNG

「こちらの件、弊社システム担当者にお伝えします」このような場面でしょうか。

伝える人=自分なので、「お」を付けるのは不自然になります。

正しくは「こちらの件、弊社システム担当者に申し伝えます

 

「どちらにいたしますか」はNG

「A案とB案、どちらにいたしますか」

どちらかの提案を選んで欲しい場合の質問として使いますよね。

正しくは「A案とB案、どちらになさいますか

 

「お休みを頂いております」はNG

「本日Z課長はお休みを頂いております」電話対応の場面ですね。

E課長にお休みを与えているのは自社になるので、敬語は必要ありません。

正しくは「本日E課長はお休みを取っております

 

「ご注意してください」はNG

「足元に段差がございますので、ご注意してください」

普通におかしいですね・・・。

正しくは「足元に段差がございますので、ご注意ください

 

敬語を使う状況、社内での会話なのか、外出先なのか、電話なのかでも色々と立ち位置を踏まえて正しく敬語を選択する必要がありますね。絶対にそう言わないといけない!ってことではないと思いますので、その時の状況によって柔軟に言葉を選択できるようにしたいものです。

 

 

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