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私たちは97%も無意識に大切なことを決めている

私たちは97%も無意識に大切なことを決めている

あなたは自分の決断に自信を持っていますか?

私たちが何かを購入しようとしている時や、SNSで記事を流し読みしている時などにおいて、「もっと見る」などで詳細を見てみようかどうか?を決める判断にかかる時間は、コンマ何秒という一瞬で決定されています。

記事のタイトルキャッチに興味を持ったり、サムネイル画像に思わず視線を奪われたり、そこにはいくつかの判断要素が重なり合って、「詳細が気になる」→「クリックする」という行動につながっています。そして、そのわずかな時間の中で、私たちは、様々な選択や決断をくりかえし行っていますが、些細な選択や非常に重要な決断、そこには様々なレベルの判断が存在しますが、私たちは自分が考えているほど真剣に的確に物事を判断できているのでしょうか?




1.意識と無意識の比率

人は何かを選択するとき、何か行動を起こす時、「意識」「無意識」のどちらかによって見極め、行動をしていますが、その判断は、私たちが自覚しているよりも遥かに「無意識」によるものが圧倒的に多いというのが事実です。

冒頭にもありました「あなたは自分の決断に自信を持っていますか?」という質問をすれば、大抵の人が「80%位は意識的に考えを持って物事を判断している」と回答するかもしれませんが、実際には、ほとんどの人が“97%”もの判断を「無意識」に行っているという統計結果が出ています。反対に意識的に判断を出来ているのは、全体のたったの“3%”に過ぎません。

いかに、無意識レベルでの状況判断や行動を、普段私たちがしているか。ということを、きちんと認識することで、今後の判断を意識的に行うことが出来るようになると考えられます。

デザイナーの観点から見れば、作り手が様々な思考を凝らしてコンセプトや意味を込めながら作成している制作物も、一般ユーザーにとっては、単純にファーストインプレッションで興味が沸くか、受け流すか、見る側の無意識による一瞬の決定でされてしまいます。手間隙を掛けて作り上げたデザイナーとしては、儚さを感じるのも正直なところです。言うなれば、いかにその一瞬で相手の心を掴むことができるか。興味関心を与えることができるか。それが最大の鍵とも言えるでしょう。

2.潜在意識と顕在意識

私たちが認識している「意識」というものには、「潜在意識(せんざいいしき)」「顕在意識(けんざいいしき)」の2種類があり、普段、「無意識」と表現しているものは「潜在意識」に当たります。

例えば、自分が嫌いな人と会話をしている場面を想像してみてください。あなたはその人が嫌いで「早く話終わらないかな…」と考えているとしましょう。その会話を早く終わらせたいと「意識」しているものは「顕在意識」になります。しかし、嫌な顔をしたりという態度は出せないので、頑張って笑顔で相手の話を聞いています。ですが、ここでも無意識レベルによってあなたの感情は、無意識のうちに表情に表れているものです。嫌な顔をして会話を終わらそうなどと思っていなくても、あなたの中にある「無意識」な苛立ちや嫌悪感などが「潜在意識」となって、心からの笑顔で会話をするのは、それなりに訓練をしないと難しいでしょう。

逆を言えば、この「潜在意識」をもコントロールすることで、相手には、全くその心理が見えないほどの“素敵な笑顔”で楽しげに会話を楽しんでいるあなたを演じることも出来るのです。接客業のスペシャリストは、様々なお客様に対応する為に、このことを意識している人も多いのではないでしょうか。

3.無意識な行動とは?

身近なことを例にあげると、ずばり「呼吸」です。深呼吸をしたり、ヨガをしたり、泳いだりする時などは、意識的に呼吸をすることがありますが、普段生きている中で「呼吸をしよう!」と常に考えながら呼吸している人はハッキリ言っていないのではないでしょうか。

その他にも無意識の行動に関してはいくつかありますが、共通しているのは「生理的であり命の維持に必要な行動」においては、そのほとんどが「無意識」によって行われています。車を運転する人などは、わかりやすいと思いますが運転中に、急に前方に何かが飛び出してきたら、「危ない!」と意識するよりも先に、無意識にブレーキを踏んでいるのでいませんか?また、歩いていて転びそうになった時も、「危ない!」と意識するよりも早く、手を付いたことはありませんか?

そのように「反射的な行動」や「習慣化された行動」は、ほとんど「無意識=潜在意識」によって判断・行動がされています。

4.無意識を意識する

少し精神論的な話になってしまいますが、私たちは自覚していない「無意識」を「意識」によりコントロールすることができます。

大切なことは「心を感じること」、意識は基本的に「脳」で認識しますが、「無意識」は「心」で感じています。自己啓発などにおいて、「自分の心に従いましょう。」などの助言がありますが、つまり「心に蓋をしないようにする。」ということです。

私たちは、実際には自分の中から湧き出る数多くの「無意識=潜在意識」に気が付いています。「なんとなく嫌な感じがする。」とか「何だかワクワクする。」とか、理由を明確に答えられないけれど、そのような感じがするという感覚がそれに近いのかもしれません。直感ともニュアンスの違うものなので誰かに説明をするのは容易ではないかもしれません。

そのように、あなたが「無意識」に感じているものを、一度「頭で意識する(無意識を意識してみる)」ことからはじめてみるといいでしょう。そうすることで、「意識」と「無意識」の比率も、自分でコントロールすることができるようになっていきます。

5.無意識を読み解くには?

新商品を企画・開発する前提で行われる「アンケート」などがありますが、そのアンケート結果はあくまで「顕在意識」を調査するものだと認識していたほうが良いでしょう。回答者は考えながら回答しているため、そこには潜在的なニーズからくる回答は拾うことはできません。

「潜在意識」からくる本当のニーズを知りたいのであれば、「行動観察」が最適だと考えられています。人が普段、何をどのように扱い、どのような行動をしているのか?様々な角度から観察をすること。そこから見えてくるものを「人間工学」や「心理学」などから分析し、アンケートに答えるのとは違う、「言語化されていない欲求」を見つけていくことが出来るでしょう。

6.無意識をコントロールする

このように「意識」と「無意識」を自らコントロールすることで、生活を豊かにすることにもなりますし、作り手側としてユーザーが言葉にしないニーズを見出すことができるようになっていくことでしょう。

今では当たり前のように普及している様々なデバイスは、そのほとんどが直感的なアクションで展開していくものです。ユーザーが考えなくても勝手に情報やビジュアルが、転がってくるこの状況は便利でもあり、人が考えることをしなくなってしまうかもしれない。という怖さも持っています。

直感的に扱いやすいものを、より求めているユーザーをターゲットにするのであれば、「無意識」をより快適にする方法を考えていくことが大切になっていくのではないでしょうか。

7.まとめ

このように、「意識」と「無意識」をきちんと分離して物事を考え、目的に応じて使い分けていくことでより的確な判断ができるようになるでしょう。自らの生活における比較や選択、決断するために問題となること、何を基準に自分がどうしたいのか。そういったことを決める際に、自らの心をきちんと読み取ることができる技術を身に付けることで後悔のない日々を送れるようになるのかもしれません。

 

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