Illustratorのデザインデータってなんだかんだファイルサイズが大きいんですよね・・・。
入稿する際などに「リンク」や「埋め込み」など、保存の仕方は違ってきますが、ちょっとでも容量を軽くしたいなぁ~って時に確認してみて欲しいところがあります。ファイルサイズの変化も見ながら確認していきます。
保存の仕方によるファイルサイズの違い
まずは、下図:象の写真集表紙みたいなサンプルデータを用意してみました。(Ai:A4縦)
通常保存
デザインデータ作成後、通常の保存方法でAiデータを保存すると、「39.0MB」となりました。
埋め込み保存
では次に、使用した象の画像データを「埋め込んでみる」とどうなるでしょうか。
「87.4MB」に増えましたね・・・。Aiデータに画像データが追加されましたので、データが重くなるのは当然と言えば当然です。
PDF互換ファイルを作成のチェックを外し保存
ではさらに、Aiデータを保存する際に、ポップアップで表示される「Illustratorオプション」を確認してみると、[PDF 互換ファイルを作成]にチェックが入っているのがわかると思います。
このチェックを外して保存してみましょう。(こちらは埋め込み前のデータで試しています。)
すると、「1.56MB」まで軽くなりました!
これまで、なんとなくそのまま保存してたのであれば、適宜このチェックを外して保存することでPCにかかる負荷は軽減できることでしょう。ですが、なんでもかんでも[PDF 互換ファイルを作成]のチェックを外して良いわけではありません。
念のためチェックを外すことによる「メリット・デメリット」も理解しておきましょう。
メリットは?
- ファイルサイズの軽量化
- 保存時間の短縮
- ファイルを開く際の時間短縮
- 画像リンクや埋め込みの明確化
デメリットは?
- Illustrator以外のアプリケーションで開けない(プレビューなど)
このような比較になりますが、それぞれ受け取り方は違うかもしれませんので適宜使い分けるのが良いかもしれませんね。以上になります。