QRコード素材などをクライアント様から指定画像で受け取る場合がありますが、解像度の問題や読み取り具合によって、そのままチラシなどに配置できない場合があるかと思います。可能な限り、QRコード画像をベクターデータに変換(パス化)して配置したいですよね。
そんなとき、QRコードの画像データをベクター画像(パス)に変換する方法がありますのでご紹介します。
QRコード画像の余分な部分を削除する
まずは受け取った画像をPhotoshopで開きます。
このままだと、一枚の画像データなので、QR部分(黒い部分)のみを残して白い部分を削除します。
色域指定で黒い部分のみ選択する
「選択範囲」→「色域指定」で色域指定パネルを開きます。
スポイトツールでQRコードの黒い部分をクリックし、「階調の反転」にチェックを入れてOKを押します。
上の図のようになったら「Delete」で白い部分のみ削除します。
psdとして保存する
ここで、一旦psdとしてデータを保存します。
Illustratorで開く
保存したpsdデータを今度はIllustratorで開きます。
画像トレースする
QRコード部分を選択した状態で「画像トレース」の下矢印をクリックし「シルエット」を選択。
画像トレースが完了したら「拡張」をクリックします。
するとQRコードが見事に「パス化」されます。
このパス化されたQRコードを作成するチラシデータなどに配置すればOKです。
簡単なので覚えておくと良いと思います。