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デザインは「引き算」だけではない

デザインは「引き算」だけではない

デザイン誌などでたまにみかける「デザインは引き算」という理論。私はもちろん「引き算」でもあると思いますが、そのほかの四則演算である「足し算」や「かけ算」そして「割り算」でもあるよな~と感じます。シンプル思考で情報を整理するという観点では、引き算が主役になりますが、アイデア設計やデザイン思考においては、引き算以外も組み込んで考える必要があります。

デザインは引き算という理由

 

デザインは引き算という理由

デザイン設計をしていく段階で、伝えたい情報を整理する際に、あれもこれもと足していくと、情報過多になりわかりにくいデザインになってしまいます。そこで、ABCDという要素があった際に、本当にすべてABCDを明記する必要があるか?を冷静に考えてみるようにしましょう。さらには、「AからBを引いたらどうなるのか?」「Cを別の表現ができないか?」「ひょっとしてAとDは同じことじゃないか?」など、伝えたいことが多ければよいということではなく、短くシンプルに同じ情報を伝えられる言葉や表現はないか?ということを考えてみると、実は削れる要素が見つかることがあります。引き過ぎで何を言いたいのかわからない!となってしまうと本末転倒ですが、引き算は情報の整理という法則のもと、もう引ける要素がないというところから、あとひとつスッキリさせることができるかどうか。何も考えずに要望通りの文言を入れるのではなく、加筆修正を試みてみるという癖は付けた方が良いでしょう。

デザインは足し算でもある

デザインは足し算でもある

シンプルに情報を整理し伝えるデザインが重要な反面、目に留まるデザインや雰囲気を加えてイメージを加える際など、「AにCを足したらどうだろうか?」「Bの対比でCの色を加えたらどうなるか?」など、デザインに深みや奥行きを出す際には、「足し算」も活用してみるようにしましょう。Aを見せることでBがより印象強くなる。そんな風に本来違う要素を組み合わせることで新たな効果を発揮することがあります。

かけ算で理由付けを

かけ算で理由付けを

AとBを組み合わせる理由はなにか?Aに対してCの太さは最適か?デザインを言葉で理由するのに「かけ算」は必要です。このターゲット層に対して訴求するのだからDという色調に合わせる。Aの対比でBを反対に配置する。など、様々なパターンがある中で、なぜそのデザインなのか?ということに対して理由付けをする。感覚ですべてを表現しても自分とは違った感覚を持っている人には伝わりません。そこできちんと言葉で説明できる理由を考えることにおいて「かけ算」は非常に有効になります。

デザインを割り算で分割してブラッシュアップする

デザインを割り算で分割してブラッシュアップする

デザインパターンをいくつか出す場合など、Aは○○訴求強め、Bは△△訴求をメインに。など、ターゲットを複数想定する場合など、デザインを構成する要素を分割して考えてみます。色、フォント、太さ、柔らかさ、などイメージを分割することもそのひとつであり、クライアントの課題を細かく分割して考えるということにおいても割り算は活用できます。割り算という言葉で理解すると少し難しいかもしれませんが、ひと言で言えば「問題を分割して考える」ということになります。複数の問題が絡み合っていることを一気に解決しようとしても、なかなかまとまらないことがありますが、ひとつづつ分けて考えることで最適解が見えてくることがありますので、取り入れてみると良いでしょう。

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