名刺におけるフォントサイズはいくつが良いのか…

名刺におけるフォントサイズはいくつが良いのか…

名刺のデザインをする際に注意すべき点はいくつかありますが、そのひとつにフォントのサイズがあります。

記載する情報量にもよりますが、一般的な名刺サイズ(横91×縦55mm)では、あまり多くの情報を入れすぎてしまうと、文字サイズが小さくなりすぎて、文字潰れや視認性の悪さにつながってしまう可能性があります。

そもそも、“名刺は相手に自分の存在を認識し知ってもらうためのツール”です。
また、改めて連絡を取りたいときすぐに連絡先がわかるような配慮が必要ですよね。

あれもこれもと言いたいことを並べただけの名刺は、独りよがりになりかねませんので名刺のデザインにおいても余白を設けることにより、謙虚さも表現しておきたいものです。

文字サイズによる見え方の違い

文字サイズによる見え方の違い

印刷において、文字や図形のサイズを表す単位は「ポイント(pt)」になります。
1ポイント=約0.35mmとなり、新聞の文字サイズはだいたい8~10ptが多く、1文字の大きさは約2.8~3.5mmになっています。

そして、名刺印刷において推奨される最小の文字サイズは「6pt」とよく言われ、約2.1mmとなります。

もちろん見る人の年齢にもよりますが、一般的に5pt以下は読めない人も多くおススメできません。

書体による見え方の違い

また、6pt以上であればOKということではなく、選ぶ書体により調整は必要です。
下の画像は、同じフォントサイズを4種類の書体別で作った場合のイメージですが、リュウミンは線が細く若干見えにくいのが特徴、行書体はサイズ感が小さいのが特徴です。

書体による見え方の違い

同じ文字サイズでも印象も見え方も違ってきます。
明朝体や行書体の場合は少し大きくする。ゴシック体の場合は少し細くするなどの調整を忘れないようにしましょう。

下地の色による見え方の違い

下地の色による見え方の違い

背景が白い場合と、黒い場合ではまた文字の見え方は変わってきます。
黒背景は細い線が潰れやすいので注意しましょう。

これらのことを考慮して、フォントサイズ、書体、色味を決めること。そして、きちんと相手に伝わる名刺をつくることを前提にデザインしていきましょう。

では、名刺におけるフォントサイズがいくつが良いのか?という問題の結論としては、書体や色にもよりますが最低6pt以上で配置すること。線の細いフォントの場合はつぶれないか?ゴシック系の書体の場合に文字が太くなりすぎないか?など、気をつけながら配置します。

タイトルとURLをコピーしました