PHPを学習するにあたり必要なものを確認していきましょう。
まずは、PHPプログラムを実行しWebページを表示するために、「PHPの実行環境」と「Webサーバー」を用意する必要があります。今回はいくつかある環境の中でも「MAMP(マンプ)」を無料で利用するまでの手順を見ていきましょう。
MAMPとは?
「MacOS, Apache, MySQL, PHP」の頭文字から名付けられています。
元々は、MacOS向けに作られましたが、Windows版も配布されておりますので、MacでもWindowsでも利用可能です。今回はWindows版を利用したいと思います。
MAMPをダウンロード
まずは公式サイトからMAMPをダウンロードします。
トップページの右上「Downloads」または中央の「Free Download」をクリックしてください。
右側のWindows版を選んでください。
「MAMP PRO」「Install Apple Bonjour」のチェックを外して、NEXTをクリック
「I accept the agreement」にチェックを入れてNEXTをクリック
「C:¥MAMP」のままNEXTをクリック
「MAMP」のままNEXTをクリック
「Create a desktop icon」にチェックをいれたままNEXT
内容を確認し「Install」をクリック
するとPCにMAMPがインストールされました。
※インストールが完了したら一度再起動をしましょう。
PHPの実行環境の場所を設定する
PHPプログラムを実行するためには、実行環境を用意しなければなりません。MAMPをインストールしたフォルダ内の「bin」の中の「php」フォルダを表示します。phpフォルダにはいくつかのバージョンごとにフォルダ分けされていますが、最新のバージョンを表示しましょう。
アドレスバー左の「フォルダアイコン」をクリックし現在のパスをコピーします。
C:¥MAMP¥bin¥php¥php7.3.7
↑このパスを設定していきます。
環境変数の設定画面を開くために、「Windowsの設定」画面を開き検索フォームに「システムの詳細設定」を入力し、システムのプロパティ画面を開きます。
「詳細設定」タブで「環境変数」をクリック
システム環境変数の「Path」を選択し「編集」をクリック
「新規」をクリックし「C¥MAMP¥bin¥php¥php7.3.7」を記入、OKをクリック
きちんと設定できたかどうか確認していきます。PHPプログラムは「コマンドプロンプト」というツールを利用して実行します。検索ボックスに「cmd」と入力すると、検索結果に「コマンドプロンプト」が表示されます。
コマンドプロンプトで確認する
コマンドプロンプトが立ち上がったら、下図のように「php -v」を入力してEnterキーを押します。
すると、設定されているPHPのバージョンが表示されればOKです。
これらの作業で、実行環境は整いました。次はテキストエディタ「Visual Studio Code」をご紹介します。
ひとまずここまで。