自分の著作物が勝手にSNSで使われていたらどうすればいいの?

自分の著作物が勝手にSNSで使われていたらどうすればいいの?

自分の作品や写真など著作物が第三者によって勝手に利用されていたのを発見したが、実際どうすればいいのかわからない・・・。そんなときに著作権の権利を行使する流れを知っておけば困らないので参考にしてみてください。

まずは著作権侵害にあたるかを確認しよう

自分の作品が誰かのSNSアカウントによって公開されていた場合、まずは該当の投稿をスクリーンショットするなど記録に残すようにします。ネットトラブルの基本はまずは記録に残すこと。

その次に、あなたの作品がどのように利用されているのかを確認します。ただの映りこみに該当しないか?引用の範囲内での使用でないか?そのどれにも当たらないと判断できる場合は、権利侵害をやめてもらう動きに入っていきます。

投稿者本人にコンタクトを取る

投稿者本人にコンタクトを取る

投稿者にDMで「あなたのアップしている画像は私が著作権を持っている作品です。削除するか許諾を取ってください。」というような内容を送りましょう。

うっかり使ってしまった場合や、著作権の侵害と理解してもらえればすぐに対応してくれるはずです。コンタクトを送ったけれど返事がない。返事が来たが話が通じない。場合によっては開き直って文句を言ってくるなど解決しないのであれば、次の行動に入ります。

SNSの運営元に連絡する

SNSの運営元に連絡する

SNSごとに規約や対応方法が違いますので、まずは規約類を確認したうえで、各SNSの運営元に対応を求めましょう。SNSごとの規約類はこちらを参考にしてください。

実際のところ個人情報が公開されていたり、相談者個人のプライバシー権の侵害などであればすぐに削除等の対応をしてくれると思いますが、著作権の侵害をしているかどうかの判断は、運営元での判断が難しいため対応できないと言われることも考えられます。

そうなると次の行動に移るしかありません。

裁判を検討する

裁判を検討する

勝手に著作物を利用(公開)した投稿者が匿名アカウントの場合でも、「プロバイダ責任制限法」という法律に基づいてプロバイダに対し、投稿者に関する情報の開示を求めることができます。住所や氏名などがわかれば、書面にて通知書や警告書を送ったり、損害賠償請求訴訟などの裁判を提起したりすることが可能になります。

この“発信者情報開示請求”は、できる限りすぐに行うようにしましょう。
なぜなら、プロバイダに残る記録は時間が経つと削除されてしまう可能性が高くなるためです。

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