マネタイズの基本となる4つのモデル!

マネタイズの基本となる4つのモデル!

マネタイズとは、主に無料で閲覧や利用ができるインターネットサービスにおいて、どのように収益化していくかという方法のことを言います。

インターネット上で運営されている様々なWEBサービスですが、無料で閲覧や利用が出来る便利なものが数多く存在しています。なぜ無料でこのようなサービスを提供できるんだろうか?と感じるようなサービスやWEBサイト・無料ゲーム・無料アプリって結構ありますよね。

もちろん、そのようなサービスを運営する企業や個人は、様々なコストをかけて運営をしています。WEBサイト自体の制作費やサーバー費用、コンテンツ制作費や運営管理費用など、人件費も含め多くの労力とお金をかけて作り上げたものを、無料で一般ユーザーに提供してくれています。

しかし、趣味としてやっている場合を除いては、このマネタイズがきちんと成されていないと、次第に運営を継続していくための費用や労力が負担となり、続けていくことが難しい状況に陥り、仕方なくサービスを終了せざるを得ない決断に迫られてしまいます。皆さんも好きで活用していた便利なサービスがいつの間にか消滅してしまい残念・・・。という経験が一度はあるのではないでしょうか…。

これから何かしらのWEBサービスを公開しようと思っていたり、お小遣い稼ぎにでもなるアプリケーションなどを作ろうかな~と考えているのならば、このマネタイズを考え計画性を持って実行していくことが長く運営を続けていくのに大切なことになってくるでしょう。

そこで今回は、インターネットサービスを運営するする上で、どのように収益化していくか?ということを、基本となる4つのモデルに分けて見ていきたいと思います。



4つのマネタイズモデル

マネタイズには、大きく分けて4つのビジネスモデルがあります。

  1. 広告モデル
  2. 課金モデル
  3. 仲介モデル
  4. ECモデル

1.広告モデル

広告モデルとは、トラフィック(アクセス数)が多いサービスに対して、企業などのクライアントが広告を出稿し、広告費がサービスの収益になるモデルのことです。もちろん、トラフィックが多ければ多いWEBサービスほど、高額な広告費で出稿してもらえるようになりますが、規模が大きくなればなるほど、集中的なアクセスが起こる可能性も大きく、サーバー管理もかなり重要になってきます。

広告モデルの例として、最近のアプリで言えば「SmartNews」や「Gunosy」、「Anntena」などがその例と言えるでしょう。WEBサイトでは「nanapi」などがそれに当たります。

SmartNews

smartnews

Gunosy

Gunosy

Antenna

Antenna

nanapi

nanapi

また、Yahoo!やGoogleといった検索エンジンも「検索連動型広告」と言って、ユーザーが検索するキーワードに応じてマッチする広告を表示するという手法をとっており、驚くほど多額な出稿費用が流通しています。SNSで言えば「Facebook」「mixi」が有名なところでしょうか。

2.課金モデル

課金モデルとは、サービスを利用するためにユーザーが有料サービスとして電子マネーやクレジット決済などで料金を支払い、それがサービスの収益になるというモデルのことを指します。

ある程度のサービスまでは、無料でも利用できるけれど、より高機能なサービスを使いたい!容量アップしたい!無制限でサービスを受けたい!となってもらえると、有料会員として登録してもらい会員数が増えれば増えるほど、収益の安定にもつながるという、比較的安定して収益を上げることができるモデルと言えるでしょう。

有名なところで見ると、レシピ検索サイト「クックパッド」や、投稿動画配信サービス「ニコニコ動画」などの動画サイト、ファイルの共有「Dropbox」や、デジタルのワークスペース「Evernote」など、無料でも利用できますが、さらに便利な有料会員サービスがあります。このように料金を支払って様々なサービスを利用していくという形式は、まさに課金モデルの代表的な例と言えます。ITやビジネスなどのスキルを学びたいという人向けの無料動画で学習できるオンラインの学校「schoo(スクー)」や、女性の間で有名な美容の総合サイト「@cosme」なんかもそうですね。

cookpad

cookpad

ニコニコ動画

ニコニコ動画

Dropbox

Dropbox

Evernote

Evernote

schoo

schoo

@cosme

@cosme

また、無料ゲームサイト「モバゲー」などでも見られる、アイテム課金などもその一例に当たります。

mobage

mobage

3.仲介モデル

仲介モデルとは、商品・住宅・仕事など「売り手」と「買い手」の間に入り、サービスを提供したい人とサービスを受けたい人という双方の求めるもののマッチングを促すためのプラットフォームを情報サイトなどとして公開し提供することで、その手数料や掲載料などから収益を得るモデルのことを言います。

フリマアプリ「メルカリ」、クラウドソーシングの「クラウドワークス」や、不動産ポータルサイト「SUUMO(スーモ)」、不動産サイト「HOME’S」、グルメ情報サイト「ぐるなび」などがそれに該当します。

メルカリ

メルカリ

クラウドワークス

クラウドワークス

SUUMO

SUUMO

HOME’S

HOME'S

ぐるなび

ぐるなび

こちらの仲介モデルの場合、運営するWEBサイトにより、扱う業界の知識が必要になってきます。例えば不動産仲介サイトであれば、不動産会社との広いネットワークと専門知識を持ち、その後「買い手」となるユーザを集め、双方のマッチングを実現していくことで料金を受け取るということにつながります。

4.ECモデル

ECモデルとは、Electronic Commerce(電子商取引)、別名「Eコマースや」モデルのことを言います。インターネット上で商品を販売し、それを購入したユーザーの対価によって収益を得られるようになります。

誰でも一度は利用したことがあるような「楽天」や「Amazon」のような総合ECサイトから、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」や、ネットスーパー「Oisix」など数多くのECサイトが存在しています。

ZOZOTOWN

ZOZOTOWN

Oisix

Oisix

ECモデルを展開する際に、商品知識は勿論必要であり、さらに重要になってくるが「物流」や「在庫管理」などです。実際に「モノ」を取り扱うことになるため、受注数と在庫数、配送料など様々なルール作りが必要になり、様々な最善のフローを確立できるかどうかが、収益に直接つながってきます。

最近では、ネットショップ無料作成「BASE」や、無料ネットショップ「STORES.jp」など、個人が無料でECサイトを立ち上げてモノを販売することが可能になっているため、益々競争が激しくなってきているのが現状です。

BASE

base

STORES.JP

STORES.JP

5.まとめ

インターネット上のWEBサービスを運営するには、どこからどのように収益を上げていくのか?ということがサービスを続けて行く上でとても重要なことになってきます。それぞれのモデルでメリット・デメリットが当然ありますが、自分が立ち上げようとしているサービスのフェーズ領域・規模目的により、最適なモデルがどれなのかを考えていかなければなりません。曖昧なビジョンのままスタートしてしまうと、コストばかりかかっていまい、結局趣味の枠を超えられずに終わってしまう可能性が高くなります。明確なプラン設計を練り、確実に収益を得ながらWEBサービスを長く続けていけるようにしたいものですね。

今回は、「マネタイズ」に着目してみましたが、既にご自身でやられているようであれば、より収益を上げる為にはどうすれば良いかを再確認してみるといいかもしれません。

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