WordPressで子テーマを使ってサイトやブログを運営している場合、フッターの「Copyright」が、WordPressになっていたり、テーマ作成者へのリンクになっていたりします。また、自作でオリジナルテーマを作る場合などでも、フッターに自分のサイト名などの表記にしたいときの書き換え方をご紹介します。
今回はサンプルとして、デフォルトでWordPressに用意されている無料テーマ「twentyfifteen」の場合で見ていきましょう。
デフォルトでは、フッター部分が、下の図のようになっています。
ここの「Proudly powered by WordPress」の部分を書きかえていきます。
footer.phpを修正する
「twentyfifteen」のテーマファイルに入っている「footer.php」をテキストエディタで開きます。
<div class=”site-info”>で囲われた部分を見つけてください。
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<div class="site-info"> <?php /** * Fires before the Twenty Fifteen footer text for footer customization. * * @since Twenty Fifteen 1.0 */ do_action( 'twentyfifteen_credits' ); ?> <a href="<?php echo esc_url( __( 'https://wordpress.org/', 'twentyfifteen' ) ); ?>"><?php printf( __( 'Proudly powered by %s', 'twentyfifteen' ), 'WordPress' ); ?></a> </div><!-- .site-info --> |
上のようになっている箇所を、下のコードにまるっと書きかえちゃいましょう!
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<div class="site-info"> Copyright © 2014-<?php echo date('Y'); ?><?php bloginfo( 'name' ); ?> All Rights Reserved. </div><!-- .site-info --> |
記載内容を確認する
画面に○○を表示する「echo」
西暦の出力の部分で使われている「echo」は「function(ファンクション)」と呼ばれる記述のひとつで「画面に文章などを表示する」という役割を持っています。
日付を取得する「date」
この「date」もファンクションのひとつで「日付を取得する」という機能を持っています。そして、どのような日付を取得するのかは後ろに続く()の中に記述します。この()の中に記述するものを「パラメータ(引数)」と呼び、今回は(’Y’)というパラメータを渡しましたが、他にも「時間」や「曜日」などがあります。詳しくは「PHPマニュアル」を確認してみてください。
PHPを理解していない方もなんとなくこんな事なんだな~って理解してもらえたらと思います。
<?php echo date(‘Y’) ?> | 現在の西暦を取得し出力 |
---|---|
<?php bloginfo( ‘name’ ); ?> | ブログのタイトルを取得し出力 |
コピーライトの記載内容にもよりますが、「Copyright © 2014-2015 “サイト名” All Rights Reserved. 」といった感じにしたければ、これでOKです。
サイト上で確認してみる
「Copyright © 2014-2015 “サイト名” All Rights Reserved. 」という形式に変わっていれば完了です。