Excelの基本入力を覚えよう!日付・分数・小数点など

Excelの基本入力を覚えよう!日付・分数・小数点など

デザイン系ソフトは使えるけれど、Office系ソフトが使えない…。
「ギクッ!」とした人はこっそりやっていきましょう。

Excelの基本操作から解説していきますので基礎から覚えたいという方は参考にしてみてください。

  1. 「〇月〇日」を簡単に入力する
  2. 分数を入力する
  3. 小数点を自動的に追加する
  4. 01や001などを入力する
  5. 上付き&下付き文字を入力する
  6. メールアドレスやURLのハイパーリンクを削除したい

01|「〇月〇日」を簡単に入力する

セルに日付を入力する際に、「4がつ2か」と入力して変換するのは手間ですよね…。
そんな時は4/2または4-2と入力すれば自動的に「4月2日」と変換してくれます。

日付の入力方法

セルに「4/2」と入力してEnterキーを押すと、下図のように「4月2日」と変換されます。
上の数式バーには年号も含めた「2025/4/2」と表示されているのがわかります。

2025/4/2と表示されている

エクセルでは日付や時刻は、「シリアル値」という数値で管理されています。
シリアル値とは「1990年1月1日」を「1」として、他の日付を表す数値。
日付をシリアル値で管理することにより、日付同士の差やある日から特定の日数だけ前後する日付を求めやすくなります。

02|分数を入力する

1/3などの分数を入力すると「1月3日」というように、日付に自動変換されてしまいます。
分数を表示したい場合は、1/3が文字列であると判別されるように先頭に「‘(アポストロフィ)」を入力します。

1/3と入力する

1/3と入力すると、、、

1月3日に変換されてしまう

1月3日と変換されてしまう。

先頭に「’」を入れて「‘1/3」と入力すると、、、

分数の前に「'」を入力する

1/3と分数がきちんと表示されました。
数式バーには入力した「‘1/3」が表示されています。

1/3と分数がそのまま表示される

03|小数点を自動的に追加する

表を作る際に、小数点を入力する項目が多い場合、毎度小数点を入力するのが手間なシーンがあります。
その場合は、数値の指定した位置に自動的に小数点を追加する設定にすると効率がアップします。

体温を入力する

体温のように、決まった法則で小数点が入る数値を入力したい。
例えば「36.2」「36.1」とセルごとに「.」を毎回入力するの面倒!

そんな時は「ファイル」タブをクリックします。

ファイルタブ

左メニューの「オプション」を選択すると、

オプション

「Excelのオプションダイアログ」が表示されます。

Excelのオプションダイアログが表示

「詳細設定」をクリックし、「少数点位置を自動的に挿入する」にチェックを入れ、入力単位を「1」に指定します。

詳細設定

先程のシートの「4月2日」の体温のセルに「361」と小数点を入れないで数値を入力しEnterキーを押すと、

361と入力

自動的に下一桁が小数点以下と判断され「36.1」と表示されました。

このように決まった法則がある場合の表作成であれば、オプション設定で調整することで手間が省けるようになります。

04|01や001などを入力する

01001などのゼロをはじめとする数値を入力すると、自動的に「1」に変換されてしまいます。
2桁や3桁の数字にしたい場合は、日付の入力と同じように先頭に「’(アポストロフィ)」を入力し、文字列として判別させることで01や001と表示されるようになります。

'01と入力する

「01」と表示したい場合は、セルに「’01」と入力します。

エラーを無視するを選択

するとエラー表示と判断されるので、「エラーチェックボックス」をクリックし、メニューから「エラーを無視する」を選択するとエラーのマークが消えます。

01などの二桁表示が可能に

「001」と表示したい場合は「‘001」と入力すればOKです。

001などの三桁表示が可能に

05|上付き&下付き文字を入力する

「23」や「CO2」など上付き・下付き文字を表示したい場合は、フォントの設定で入力が可能になります。

セルC3に「23はいくつになる?」という問題文を入力したい場合、「23はいくつになる?」と入力した後に、「3」の上付き文字にしたい箇所を選択し、ホームタブにあるフォントの「フォントの設定」の矢印をクリックすると、「セル書式設定」画面が開きます。

文字飾りの項目の「上付き」にチェックを入れて、OKをクリックします。

次にセルC4に「CO2は何の分子?」と入力したい場合は、「CO2は何の分子?」と入力した後に、「2」の下付き文字にしたい箇所を選択し、同じように「フォント設定」から「下付き」にチェックを入れてOKをクリック。

すると、下図のように上付き文字、下付き文字で入力ができるようになります。

06|メールアドレスやURLのハイパーリンクを削除したい

サイトURLやメールアドレスをセルに入力すると、自動的にハイパーリンクが設定されてしまいクリックするとリンクしてしまうため、不要な場合はハイパーリンクを削除しておきましょう。

自動的にハイパーリンクが設定されてしまう

該当のセルを「右クリック」して「ハイパーリンクの削除」を選択します。

ハイパーリンクを削除

すると、セル内の文字列のハイパーリンクが削除されます。

ハイパーリンクが削除されます

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