レイアウトの4原則2/4~整列~

レイアウトの4原則2/4~整列~

デザインを構成する要素のレイアウトにおいて大切なことのひとつに、「配置するものはすべて揃える」という原則があります。文章においても文頭を揃えるということがあるように、デザインにおいても、タイトルや本文、図や画像など、多様な要素をきちんと揃えることが求められます。

1mm・1pxでもズレてしまうと、デザインは崩れる

人は規則正しく整列しているものを見ると、本能的に「きれいだな」と感じます。逆に言えば、ほんのわずかなズレがあるだけで人は違和感を感じ「美しくない」と感じてしまうのです。レイアウトの基本は「要素同士を揃える」ということ。写真や文字を配置する場合は、十分に注意しましょう。また、動きや躍動感を出すために、あえて揃えないという手法もあります。

揃えるもの

デザインにおいては「揃えなければならない要素」が多くあります。例えば、写真やキャプション、グラフや解説。また、それぞれの要素の間に生まれるスペース(余白)の幅を揃えることも忘れてはいけません。

1mm・1pxでもズレてしまうと、デザインは崩れる

揃える基準はどこか?

「揃える」と言っても、どこを基準にして揃えるべきかは悩むもの。左揃え、右揃え、中央揃えなど、それぞれの最適な場所で揃える必要があります。

揃える基準はどこか?

揃える方法 ①補助線を使う

配置する写真や文字などを、「基準となる要素」に対して見えない補助線(ガイド)を作成し、その補助線に沿って各要素を配置していく方法です。

揃える方法 ②グリッドを使う

大きい背景要素を配置する際など「グリッド」を利用することでルールが上下左右統一されまとまりが生まれます。

グリッド

まとめ

揃えることの目的は、伝えたいことを伝えやすくすること。情報を整理するなかで、ただ羅列された箇条書きではなく、きちんと収まるべきところに配置されていることが重要です。要素を配置する際には、なぜその場所なのか?という根拠が必要です。なんとなくテキストをまとめて置いただけ…では何を伝えたいのか?が曖昧になってしまいます。

デザインされたものを見た時に、何か違和感を感じることはありませんか?それはきっと何処かのバランスが崩れていたりします。客観的に作ったものを見て、前後左右ズレはないかをきちんと確認することも忘れないようにしましょう。

 

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