ChatGPTをうまく活用している人は、質問の仕方がとにかく上手い。最適な回答を得るには、利用する側の指示や質問が明確である必要がある。前提条件が曖昧だったり、文脈が複雑過ぎたりするとズレた回答が出てしまう可能性もあります。ChatGPTが回答しやすいように情報を整理したうえで質問することで、効率良くChatGPTを活用できるようになります。
ここでは押さえておきたい「質問をするときの3つのポイント」をご紹介します。
ポイント①|質問文を改行して見やすくする
情報がまとまっていない質問では正しい回答を得られません。
長い文章や数値などは、改行を利用して質問内容と前提条件がきちんと伝わるようにします。
人が見てぱっと見でも理解しにくい文章は、改行や句読点を利用し整理するようにしましょう。
▼ 例えば以下の質問では、数字の羅列が何を指しているのかわかりにくいですよね。
ChatGPTの回答は質問文を理解し、正確な回答を出してくれています。
理解力高い・・・(驚)
ポイント②|質問はできるだけ具体的にする
質問内容が曖昧であったり、大枠過ぎると期待していた情報ではない回答が出される可能性が高くなります。ある程度、内容を具体的にして質問をするようにしましょう。
▼ 質問内容が具体的でない例
「ChatGPTはどう役に立ちますか?」だと意味が広いので大枠の回答になります。
▼ 質問内容を具体的にした例
そこで、少し掘り下げて、前提条件として一般企業向けにデザイン研修を検討しているとした場合「ChatGPTは、一般企業のデザイン研修においてどのように役立ちますか?」と質問を変えてみます。
このように、ある程度絞り込んだ質問にすることで明確な回答が出やすくなります。
前提条件などがある場合は、きちんとその旨を明記したうえで質問をするようにしてみてください。
ポイント③|指示が複数ある場合は分けて質問する
1回の質問で複数の指示を与えると、ChatGPTの処理が複雑になり回答に時間がかかったり、ひとつの質問に対しての回答の質が下がったりする場合があります。指示を段階にわけても問題ない場合は、順を追って質問するようにしましょう。