
新しい企画を考える際に必要な「リサーチ」ですが、調べたい内容やテーマをきちんと明示すればChatGPTで情報を提供してくれます。例えば、高齢者向けの新しい企画を考えたい場合にどんな情報が出されるのか?試してみたいと思います。
リサーチ内容を質問する
まずは、国内における「75歳以上の高齢者の数」を把握したい。
また、地域ごとの分布も知りたいので条件にて入れて質問してみます。

ChatGPTからの回答はこちら↓
2023年10月1日時点の「75歳以上の高齢者の数」は以下のように回答が出されました。

参考資料として、内閣府が発表している「第1章 高齢化の状況(第1節 4)」の資料を基に回答が出されました。大都市は人口数が多い分、高齢者の数も比例して多いですね。
特筆すべきは、総人口における75歳以上の高齢者の割合では、秋田県(21.2%)が最も高く、沖縄県(11.3%)が最も低いこと。全国的に高齢化は進んでいる状況ですが、特に「東北地方」や「四国地方」での高齢者の割合が高いのが特徴です。
さらに掘り下げた質問をしてみる
さらに、一人暮らしの高齢者数の情報も出してもらいましょう。

千葉県が公表しているデータ「一人暮らし高齢者数」では以下のような数値が発表されています。
こちらのデータでは、「高齢者=75歳以上」と定義されていないため、65歳~74歳などの年齢の方も高齢者に含まれている可能性はありますので、あくまでも参考値としての資料になりますが、圧倒的に、東京都(26.1%)が高いのがわかります。

このようなリサーチを参考に、例えば「孤独死」という社会問題を解決するようなサービスを企画する場合、そのターゲットとしては、都市部を中心とした一人暮らしの高齢者がであることがわかります。
このように、必要な情報をネット上から探し出しまとめてくれる結果になりました。ただ、情報が2023年10月1日時点であるため、ここ1年で変化が予測されるような内容であれば、WEB検索も交えて出来るだけ最新で正確な情報はどれか?と確認する必要はあると思います。ChatGPTの情報だけを基に、様々な問題に対する答えをAI任せにし過ぎないように注意しましょう。
