それが何であれ、
ひとつのことを極めている人は強い。
”好きに勝るものはなし”
自分の中からあふれ出てくる「好き」という感情をいつまでも絶やすことなく持ち続けることは本当に難しいこと。「これは何だろう?」「なぜこうなんだろう?」次々と浮かぶ疑問や想像力は誰かが教えられるものではない。
子を持つ親として、どう教育すればいいのか?どう伝えればいいのか?日々考えることがあるが、そもそも子どもの持つ天性がほとんどを左右するのかもしれないが、それだけを理由に放棄してしまうのも親の身勝手ではないだろうか・・・。
「お魚が好きならとことんやりなさい」という母の姿勢は、畳が腐ろうとも、いつもどんなときもでも変わりませんでした。その姿勢に、いつもいつも助けられていました。
子どもが好きなことを好きと言えること。好きなことを追求できる環境づくり。親としてサポートできることはきっとたくさんあるはず。ただ、その支え方や寄り添い方に正解はないと思うが、さかなクンのお母様のこどもを見守る姿勢や距離感に驚きを隠せない。ついつい口を出してしまいそうな場面や、否定をしてしまいそうな事も、おそらくじっと我慢しているのではなく、自然にこどもの好奇心を最優先させている。世の親がなかなかできないこと、つい親の都合を押し付けてしまうこと、それらを違った向き合い方で実践してきたさかなクンのお母様から学ぶことは多い。
子育てに悩むすべての親におすすめします。『さかなクンの一魚一会、講談社、さかなクン著』
ちょっとでもお子さんが夢中になっている姿を見たら、どうか「やめなさい」とすぐ否定せず「そんなに面白いの?教えて?」ときいてみてください。きっとお子さんは、よろこんで話をしてくれるはずです。その小さな芽が、もしかしたら将来とんでもなく大きな木に育つかもしれません。