お笑いコンビの”ラランド”のニシダ氏による小説。「国民的未亡人」と「ただ君に幸あらんことを」の2部構成。
本のタイトルにもなっている「ただ君に幸あらんことを」は、家族と兄妹を取り巻く物語・・・。
受験や就職といったものの価値観が家族といえど、一人ひとり違うものであり、親の常識や正義がときに暴力的であることに気づかされる。親としての責任や正義が子にとってはしがらみや圧力に成りかねないこと、それでも我慢を続ける妹の立ち振る舞いに胸が苦しくなる。
分かり合えないんだな。
言葉が、何の意識もせずに口を衝いて、口にした瞬間、身体の芯、頭から背骨を通って全身に熱を伝導していった。
前作に「不器用で」という書籍も出しているようなので読んでみたいと思います。「ただ君に幸あらんことを、角川書店、ニシダ」
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