趣味を始めるのに構えることはない

趣味を始めるのに構えることはない

岡山県出身の1971年生まれ、お笑いコンビ「カンニング」のカンニング竹山氏が人生の後半戦を迎え、自分の思う「好き」と向き合っていくことで得られた経験と考えを語っています。『カンニング竹山の50歳からのひとり趣味入門、ポプラ社、カンニング竹山』

 

30~40代は、遊んでなんかいられないと仕事に没頭する年代だと思います。ある程度の経験と責任を背負い重圧に耐えながら仕事に邁進している人は、それだけで忙しいはず。仕事と家族サービスで時間が終わる・・・。なんてことが当たり前で、自分の趣味に時間もお金も費やす余力がない!なんて人がほとんどかもしれません。

だが、50歳という人生の折り返し地点に立ったとき、いつまでこのサイクルを続ければいいのだろう?本当にそれで幸せなのだろうか?と考える時がくる。それは50歳に限ったことではないと思うし、40歳でも感じる自分への問いだろう。どこかで趣味や好きなことを見つけたい、とか没頭できるものが欲しい、とか思う節があるのなら、少し自分と向き合ってみると良いかもしれない。

趣味なんて気張って始めるものでもないし、続けないといけないものでもない。ちょっとやってみて面白かったら続ければいいし、つまらないなと思ったらやめればいい。だれもそんなことにケチをつける人はいないはずだ。

当たり前だけど、趣味って始めなきゃ始まらないんですよ。

とりあえずやってみること。誰かと一緒になんて考えていると始まらないので、ひとりで良いからやってみる。面白かったら仲間を探せばいい。そして、結局好きだなと思うことだけが続くのだから。