歩くことを避けるほど歩けなくなる

歩く マジで人生が変わる習慣

現代人の足は壊れている!

というインパクトのあるフレーズに興味がそそられます。普段私たちが履いているスニーカーのような踵(かかと)にクッションがある靴は、ひざや腰の負担になっていると筆者は述べています。ある程度、踵が高くなっていることにより姿勢が歪んでしまう原因となり、さらにはギプスのように足の可動域を制限するため、筋肉の働きが減ってしまうのです。「歩く マジで人生が変わる習慣、池田光史、NewsPicksパブリッシング」

“歩く”という人間の本質的な行為が生み出す効果は、エクササイズという枠を超えていく。


僕たちは歩かなくなった。

動物から人間へと進化する中で、我々は直立二足歩行をすることで移動距離や速さなど、大きな進化を遂げてきました。しかしながら、技術が進化し経済が発展するにつれ、自転車、車、電車、飛行機など楽に早く目的地に辿り着くための手段が増え、いかに楽に移動するか!ということを達成するために努力をするようになりました。その恩恵によって人は、自由になり裕福になってきていますが、その反対に「歩くことをできるだけ避ける」ようになってきてしまいました・・・。

僕たちは「1日平均9.3時間」座っている。

オフィスワークの方は、仕事中のほとんどの時間を椅子に座って業務をしていると思いますが、8時間労働者であればおおよそ9.3時間もの時間を座って過ごしていると言われています。これは日本人の平均睡眠時間よりも長いことになります。

僕たちは二本足で歩きまわる生き物である。

そもそも狩りをしたり移動をしたり、人は自分の足を使って歩く動物です。リビングのソファーで座りながらTVを見たりゲームをしたりするために生まれてきたのではありません。家にいる時のほとんどの時間をソファーに座って過ごしているという人が、腰が痛い、膝が痛いなど不調を訴えるのは自然なこととも言えるのです。

歩くことでしか出会えない景色がある

歩くことは尊い。歩きたくないと思えば思うほど、我々は歩かなくて良い方法を考えそれに依存する。その先にあるものは歩かなくて良い世界であり、歩けなくなる身体である。果たしてそれは理想なのか?歩かなければ年齢とともに筋力は低下しいつしか歩けなくなるのは誰にも理解できると思う。自分の足で歩けなくなることを、自ら求める人は多くないはずなのに歩かなくて済む手段を選ぶのは正しいと言えるのだろうか。

冷静に考えてみた方がいい。