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W3Cの勧告ステータスまとめ!

W3Cの勧告ステータスまとめ

 

様々なWeb標準企画が、W3C勧告に至るまでのプロセスをまとめてみました。
こむずかしい内容ですが、ニュアンス程度にも理解しておくといいかもしれません。

サラっと流す程度にどうぞ。

 

W3C(World Wide Web Consortium)は、Web技術を広く標準化することを目的に、様々な規格を定め技術的、社会的な側面を踏まえ新たな勧告を目的とした文書の検討を行い、その結果を標準情報(TR:Technical Report)として公開しています。TRは、いくつかの段階的な審議を経て勧告に至るものと、「W3C Notes / Working Group Notes」として参考に公開されるものとがあります。

 

W3C勧告までの道のり

W3Cの標準情報(TR)のうち、W3C全体の合意に基づく企画として公開されるものは、ワーキンググループ(WG)によって起草される“草案”から始まり、段階的な審議(Recommendation Track)を経て“勧告”に至ります。

 

段階にはどのようなものがあるのか?

  • 草案 (WD:Working Draft)
  • 勧告候補 (CR:Candidate Recommendation)
  • 勧告案 (PR:Proposed Recommendation)
  • W3C勧告 (REC:Recommendation)

 

草案(WD:Working Draft)

勧告に至るまでには、すべてはこの“草案(WD:Working Draft)”から始まり、ディレクタの承認を受けて公開されます。標準情報(TR)は、WGの議長が指名したエディタによって作成されることになります。実際のところ勧告に至った文書の多くは、この段階の内容と最終的な内容が大きく異なることが多いため、段階を踏む中で修正・変更を行うことが少なくありません。草案を含め、標準情報文書が次の段階に進むためには、一般的に次の条件を満たす必要があります。

 

  • 次の段階に進む要求提出の、WGとしての意思決定を記録する
  • 前段階からの文書の変更点を分かりやすく明記する
  • さらに要件、依存関係に変更があればそれも示す
  • 広く意見を募った証を示す
  • 前のステップ以降に寄せられた全ての案件への対応を公式に示す
  • 公式な反対意見があれば示す

 

勧告候補(CR:Candidate Recommendation)

草案が要件を満たすと、ディレクタは諮問委員会(Advisory Committee)に実装を試みる依頼(Call for Implementations)をアナウンスし、文書は“勧告候補(CR:Candidate Recommendation)”に進みます。この期間に実装できないと、仕様から削除する可能性のある箇所は、「features at risk」と指定され、実装試行期間が終了した時点で問題が確認された箇所は、仕様から削除され、これ以外にも大きな変更がある場合や重要な問題があると判断された場合は、WDに差し戻されます。逆に問題がない場合は、“勧告案(PR)”へと進みます。

 

勧告案(PR:Proposed Recommendation)

“勧告候補(CR)”が次の条件を満たすと、ディレクタは諮問委員会に評価依頼(Call for Review)をアナウンスし、文書は“勧告案(PR)”に進みます。

 

  • 次段階移行の一般要件を満たしている
  • 仕様の各機能について実装が存在する、もしくはディレクタが実装不十分でもPRに進めるべきだと判断する
  • CR以前の段階で示された他の条件を満たしている

 

W3C勧告(REC:Recommendation)

仕様が諮問委員会、W3Cチーム、WG及びW3C外部を含めて十分な支持を得られたとディレクタが判断すると、標準情報は“W3C勧告(REC:Recommendation)”となります。

 




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